BL漫画のはなしがしたい 2015年編

みなさん、BL読んでますか?
私は去年、辛いことがあると、心を慰めるためBLを買っていました。
生活の中でそんな重要な位置をBLが占めていた2015年。
にも関わらず、何も総括していなかったので、
今更ではありますが、嫌な思い出におさらばすると共に
2015年に読んだBL漫画(1作品、二次創作の作品集が入ってます)の中から
好きな作品10個を選んで振り返ろうかと思います。

本記事のタイトルはヤマシタトモコ先生の「恋のはなしがしたい」からとってつけました。この漫画もとても素敵な作品で、おすすめです。

恋の話がしたい (マーブルコミックス)

恋の話がしたい (マーブルコミックス)

 

 

 

1.よるとあさの歌

よるとあさの歌 (バンブーコミックス Qpaコレクション)

よるとあさの歌 (バンブーコミックス Qpaコレクション)

 

 

今年1番衝撃的で1番萌えた作品でした。
女性との性描写がある(しかもファン食い)、
攻めが女好きで受けを女性と間違えセックスする、
拷問として完成度・独創性が高すぎる手法を投入、
と色々なてんこ盛りすぎない?と思えますが、
それらをきれいにまとめて、
おはようフェラ入りのラブラブセックスで終わるっていう
本当にすさまじい作品。
Puppy loveの歌詞(ヨルが朝一と会ってる時の脳内ソング)を聞くだけで死ぬほど
もだえていました!本当に大好きな作品です。

2.女子BL

女子BL (シトロンアンソロジー)

女子BL (シトロンアンソロジー)

 

 

BLでは当て馬とか物分りのいい理解あるキャラとして使われがちな女子の存在に焦点を当てたアンソロジー。
最初から読んで最後に載っている「わたしたちはバイプレーヤー」まで読むと
この作品が最後に載っていることの意味がよく分かります。

また、はらだ作品を読んでいる方は、終盤のあるページをよく見ると面白いと思います。

3.同人作家コレクション 160 yoha

同人作家コレクション 160 yoha (POE BACKS)

同人作家コレクション 160 yoha (POE BACKS)

 

 

この作品のみ商業BLではないです。
今年「さよなら恋人、またきて友だち」を出されたyoha先生の
黒子のバスケの二次創作作品集です。
秀徳高校の緑間、高尾、宮地先輩が多く取り扱われています。
「さよなら恋人、またきて友だち」も面白かったのですが、
こっちを読んで感動したのでいれました。
二次創作はカップリングの問題が大きくあるので、
みなさんに薦められる訳ではないというのは重々承知ですが、
天才とその周りの人々がどうやって才能や自分と向き合うかが
真摯に描かれている素晴らしい作品だと思います。
特に私が好きな作品は「高尾和成の小市民的タイムライン」と「おそい日の自白」。
前者は才能やバスケに関わるお話で、後者はコミュニケーションに関する話です。

読み終わってから、この作品が読めてとても幸せだとしみじみ思いました。

4.BARBARITIES Ⅰ

 

カップリングドンピシャストライク!!な作品でした。
チャラくてモテまくりな攻めが真面目仕事勉強一筋な受けのことが好きになる、
しかも受けは全然なびいてくれない…(実はめちゃくちゃなびいてる)
という王道!
こういうのが好きな人には本当におすすめ。
西洋モチーフの衣装や背景描くの大変そうですが、絵もとてもきれい。

5.寄越す犬、めくる夜(1)

寄越す犬、めくる夜 1 (Feelコミックス オンブルー)

寄越す犬、めくる夜 1 (Feelコミックス オンブルー)

 

 

ヤクザの愛人とチンピラとかわいそうな人間に興奮してしまう男の
全く羨ましくない三角関係。
どうあがいても主人公たちが幸せになる図が思い浮かばないですが
どうしようもなく面白いです。

6.夜はともだち

夜はともだち (POE BACKS Babyコミックス)

夜はともだち (POE BACKS Babyコミックス)

 

 

相手のことが好きでも理解できない点は多くあって、
それでも相手と付き合っていくという選択を前向きな形で出来るんだな、
とこの作品を読んで、思いました。
BLでノンケとゲイという違いに焦点をあてた作品は結構読んだのですが、
SとMとノーマル(こういう書き方でいいのかな?)という性的嗜好の違いを取り扱った話は初めて読んだ気がするので、その点でも面白かったです。

7.それから、君を考える

それから、君を考える (Canna Comics)

それから、君を考える (Canna Comics)

 

 

表題作になっている作品が好きでした。
私は田舎生まれ・育ちなので、
主人公たちの抱えている閉塞感に覚えがあったし、
私も実家を出たくて勉強頑張ったなぁと色々思い出した。
作者の方が何歳なのか分からないのですが、
高校を卒業してからもこういう感覚が描けるんだと思いました。
お話の終わり方はきれいなもので、この続きは蛇足になるとは思いますが、
ハッピーエンド好きとしては、この終わり方は切なすぎる。
もっとエゴだしてこ!も~ばかばか、
東京に引っ越したら隣の家にあいつが住んでた!??展開とかにしてほしい、
中村春菊先生~~~!!と叫びたい気持ちを
ぐっとこらえて次回作を待ちます。

8.やぎさん郵便3

やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)

やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)

 

 

時代や町の風景、登場する小道具や美術品が絵とマッチしていて
読んでいて幸せなシリーズでした。
草間さかえ先生の描かれる手は本当に素敵だなぁとほれぼれします。

9.起きて最初にすることは

 

志村先生の絵のBLが読めるなんて2015年は本当に幸せでした。
これも兄弟もののBLなのに、薫りの継承と比べると、
背徳感よりも生活感が強くて、違いが面白かったです。
加えて、設定としていくらでも重くできるものを置いているのに、
そうなっておらず、するする読める不思議な漫画でした。

10.薫りの継承

 

 

 

 

タイトルからして美しい。装丁も美しい。
血のつながらない兄弟の恋愛、目隠しをしてお互いの罪をみていないふり…という感じの作品なので、性癖ストライクな方はもう歓喜ではないでしょうか?

私は歓喜しすぎて間違えて下巻から読み始め、全然話が分からない…となりました。

 

10作品中3作品に「夜(よる)」という単語が入っていて驚きました。
ただ単にBL作品の題名に頻出の単語なのかもしれませんが…。
今年も面白いBLをどんどん読みたいと思うので、
よい作品がありましたら教えてください。