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「キングスマン」継続しない死

キングスマンを観て感じたのは、話の軽さである。

音楽の使い方や場面の転換など、シリアスになりすぎないようにという配慮を強く感じた。恐らく、他のスパイを取り扱った作品(特に007)との差別化を図るためだろう。特に強くそれを感じたのは話の中盤から終盤にかけてだった。(以下ネタバレ)

 

 

話が進むと、準主役のハリーが敵にあやつられた挙句あっけなく殺されてしまう。

ここから、新たにキングスマンとなったエグジーと残った仲間で敵を倒す作戦が始まるのだが、あまり話が湿っぽくならない。
威風堂々のシーンなんて、悪ふざけとしか思えない。(いい意味で)
復讐という感じはなく、あくまで軽やかに話は終結していく。
キックアスを観た際にも感じたが、人の死の重さが継続しないことで、
ストーリー全体が軽やかで見やすい形にまとまるのかもしれないなと思った。

マシューヴォーンが監督した「キックアス」と「X-MEN」は監督後に続編が制作されてはいるが、どちらも監督という形では関わっておらず、継続してある作品の監督にはなっていない。
彼の身の軽やかさはこういった形でも現れているのかもしれない。