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米澤穂信の話

mixiに春ごろのっけたやつの転載です。

米沢穂信さんの氷菓がアニメ化するそうです! 情報が遅い!!
古典部か小市民シリーズをアニメ化すりゃいいのにって思ってたのでうれしいです。
これで念願かなって、アニメからファンになった層に「あーアニメから入った人かー」っていう自分は何もしてないのにも関わらず上から目線の発言ができます!イエーイ!!
古典部シリーズというか米澤穂信作品はこのミスに何回も入ってたり、映画化されるくらい有名だから私が面白いよーって書いたところで、知ってるわって返される方も多いと思うけど、私は米澤穂信さんと舞城王太郎さんの作品が具現化して人間になったら付き合いたくはないけど、遠巻きに言動を見つめたいと思うくらいには好きなので、面白いよーって書きます。 
個人的なおすすめは古典部シリーズは2,3作目(愚者のエンドロール

愚者のエンドロール (角川文庫)

愚者のエンドロール (角川文庫)

クドリャフカの順番
クドリャフカの順番 (角川文庫)

クドリャフカの順番 (角川文庫)

)で、小市民シリーズは2作目(夏季限定トロピカルパフェ事件
夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

)、
シリーズ物でないならさよなら妖精
さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

が好きです。
シリーズ物の二つは順番の読んだ方がいいけど、途中から入っても大丈夫にはなってると思います
上にあげたのは全部高校生が主人公の話です。
高校生が出てる話を読むと、高校の頃の悲しい記憶がフラッシュバックしてえづきが止まらない人はインシテミルという作品には高校生が出てこないのでオススメです。
小市民シリーズの二作目は中学の頃に読んで、話自体と構成とが面白すぎて悶絶して
今でも何回も読み返すくらい面白いのでよかったら読んでください。

この後からはネタバレじゃないんだけど、作品の内容について話すので読みたくない人は読まないで下さい。
あとなぜか時かけ(アニメ映画)のネタバレが含まれてます。なぜだろうって自分でも思います。




米澤穂信さんの書く話って何がいいって絶妙な感じに話の後味が悪いところだと思います。 
普通の学生のさわやかな青春ものだと思って読むとえーって展開になって、そのまま終わる。
もう本当に無常に終わる。容赦なく終わる。
「すいません、お客さん今日はこれでもうおしまいなんですよ」とかいう言葉なしに時間になったら目の前で店のシャッター閉められる感じで終わる。
さっきまで高校時代特有の青春とか甘酸っぱい交流をしてたはずなのに、なぜか終わりは教室に一人取り残されたみたいな感じになるんですよ・・。
さわやかな青春ものの例として、時をかける少女をあげて話しますが、(これしか思い浮かばなかった)
あの話って切ないけど希望のある終わり方をしますよね。
米澤穂信さんがもし時かけをやったら、千昭と再会しないで終わったり、再会したけど千昭が真琴に暗さを残すようなセリフを耳元でささやいたり、友達の黒髪が死んだまま終わるんだけど、なぜかすごい納得する終わり方をすると思います。(私の勝手な想像)
でも、なんか切ない!切ないのに後味悪い!みたいな感じに!しかも、ミステリーとして話をきれいに成立させた上でそれをやるんですよ。
すごくないですか~?(うざい)

あと心理描写がわりとえげつないところもいいです。
そこまで人から自分の感情に対してそんなあたってる指摘を受けたら私、泣くわっていう感じのことがさらっと書いてあります。
才能がある人と才能のない人の描写が過去に何かあったんだろうかと勘繰りたくなるほどよく書いてあると思います。

こういった人間の負の要素みたいのをよく練られた謎解きとともに映画化とかアニメ化とかされちゃうくらい面白く、切なく書いているのが米沢穂信作品のすごいとこだと私は思います。
上に書いた負の要因が気になる人は、古典部シリーズがおすすめです。
いい感じに高校生が青春してるし(特に四作目)、そこまであれな終わり方をしている話はないです。
ともかく面白いから、この機会に読んでもらえるとうれしいです。